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家族って何だろう?


穏やかな日々を送るためのひとり言
by kirara_sarara
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ちょっと後悔。

元旦那の葬儀に行った時に、彼のお母さんに
「きららさん、私、子宮がんだって言われて来週入院するのよ」
そう言われて、ずっと引っ掛かっているものがあった。

元旦那が亡くなった事で私と彼女とは全くの他人になった訳だと思ってきた。
でも、きっと彼女が私にそう話したのには孫達にまた会いたいって言葉の裏が隠されているんじゃないか?そう考えて、今週末お見舞いに行く話をだーりんに話したら嫌な顔もせずに送ってってくれると言う。
それじゃ、と昨日元旦那の実家に電話をしてみると経過が順調だったからとすでに退院した彼女が電話に出て話をする事になった。
「大丈夫だから。もう家にも帰って来てるし」
お見舞いに行かなくても良いと言うのは出遅れたって多少の後悔と。。。
心の奥で大きく安堵の溜息をつくたぶん、本音の自分と。。。
やはり、あまりだーりんに元旦那がらみの事で時間も気持ちも使わせてしまっては・・・と言う思いが根底には剥き出しのまま存在する。

いろいろ話すなかで、「きららさん、貴方に用事があるときにはやっぱり実家に連絡する方が良いのかしらね?」「そうして貰えると助かります」・・・
そうは言ったものの・・・
「やっぱり、電話教えてもらう訳にはいかないかしら?」
・・・・・・・

大事な息子を失った悲しみ、自分の体が大丈夫かって不安を抱えた彼女の言葉に、どうしても「ダメです」と言う事が私には出来なかった。
その時は、本当に彼女の事しか考えてなかったから断わる言葉が出てこなかったのだが。
冷静になって考えてみれば、だーりんにとっては決して面白い話ではないはずなのだ。

ダメだな私って。

仕方が無い。 だーりんにはちゃんと話しておかなければならない。
帰りを待って、その始終を話した。 案の定、だーりんはいつものように「うん、わかった」と言った。 「ごめんね」

娘達にも少し話した。
「元パパのおばあちゃんから電話が来るかも知れないけど来たら話して良いけど必ずママに電話があった事だけで良いから教えてね」って。
自分の蒔いた種。 あまり目に余るようなら自分で刈り取らなきゃならない事もあるかも知れないのだから。

だーりんが許してくれるからって頭に乗って何でもありじゃ困ってしまう。
そんな人だとは思っていないが。
もし、あまりに回数が多くて、しかも娘達の将来などについて口をだしてくる様なら私の所で阻止していかなきゃ、この家庭を守る為なら心を鬼にする事だって必要だって覚悟だけはしとかなきゃ。

あ~あ、こんな風に考えなきゃいけないなら、一呼吸置いて考えてみればよかったのかも。
感情に押し流されてばかりじゃダメなんだって解ってるのにね。

仕方が無い。
彼女だって、孫はかわいいはず。 孫の幸せのためなら引く事も知っている人であると信じてみるしかない。
最後に彼女が言った。
「結婚した人が良い人で良かった。 お父さんとも話していたんだけど、良い人じゃなきゃ、あんな長時間連れてきて待っててくれたりはしないだろうから。本当に良かったと思っているから」と。 その感謝の言葉を今は信じるしかないのだろうな。
by kirara_sarara | 2005-09-08 13:41 | ステップだから考える事